ゲンジボタル飛揚数は市内では半減金森町でも大きく減少

今年のゲンジボタルの発生(飛揚)数は、昨年の約11,000匹に対して約4,800匹と半減しました。


昨年の金森川のゲンジボタル

金森町の場合、土地区画整備のために金森川の水が長期間なくなった影響もあり、自治会館前付近では昨年300匹飛揚していたのに、今年は30匹にとどまるなど大きく減少しました。

 一方、昨年まで記録されていなかった金神社西側(信楽団地入口)付近で120匹の飛揚が見られたこと。

さらに山賀川と県道くすの木通りが交差している地点の上下流で、70匹が確認されたことにより、減少数は市内全体の傾向と同じ結果となりました。


減少の原因は気候の変化やホタルの活動サイクル

減少の原因としては、土の中にいたホタルがふ化して成虫になる5月に、気温が低い日が続いたことなどが指摘されています。

また、たくさん発生する年と少ない年があるとい調査結果があります。

これは、ホタルの生息環境にほとんど影響のなかった京都府清滝町での、1975年から1990年の15年間の調査です。

金森川の8年間の発生推移と共通する点があり注目されます。(二つのグラフをご覧ください)
清滝川のゲンジボタルの発生の推移



ホタル護岸などホタルの生息環境を整える取り組みが必要

 守山市は、前文でゲンジボタルの生息環境を整えてゆくことの意義、理念を明確にした
「ほたる条例」にもとづいて必要な施策が展開されています。
 
これをさらに強化し、ホタルの増減を自然のなりゆきにまかせることなく、ホタル護岸の整備などゲンジボタルの生息地を点から面に広げてゆく、積極的な取り組みが強く求められています。



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