資料館の軌跡

資料館のおいたち

平成2年、開設時のほたるの森資料館の外観

 1979(昭和54)年から「ほたるの飛び交う守山」となるような河川環境づくりと「ほたるのまち守山」としての活性化を図るために「ほたるのよみがえるまちづくり事業」が展開されました。この事業で、1980(昭和55)年に鳩の森公園内に人工河川が建設されホタル人工飼育研究室が設置されました。

ほたるの森の造成には、野洲川河川敷の樹木を移殖しました。

さらに、1988(昭和63)年からは、国が提唱した「ふるさと創生」事業として、住民からの提言を基にした「ほたるの住むまち、ふるさと守山」づくり事業へと発展し、その拠点施設にと、事業費として配布された1憶円を資金にして1990(平成2)年4月1日に市民運動公園内に守山市ほたるの森資料館が開設され、同時にほたるの森に人工の「ほたる河川」が整備されました。

 

 

 

・守山市ほたる条例の制定

 2000(平成12)年には、「守山市ほたる条例」が制定されました。守山の地に由緒あるゲンジボタルを復活させ、あわせて水と緑あふれるまちづくりをすすめるための条例で、9つのホタル保護区域を指定しました。保護区域では、ホタルやカワニナの採取、河川を汚す行為は禁止され、違反をすると罰せされます。(ホタルの保護活動、調査・研究のためのカワニナ採取には申請が必要です)さらに、この区域以外にも多くのホタルの飛翔が確認できたことから、平成25年7月1日から改正守山市ほたる条例が施行され、市内全域の河川が保護区域になりました。

条例では、保護区域の種別、守山市内全ての河川での禁止行為、除草管理の努力義務、河川改修の工事基準規則、市民の責務などが定められています。

【守山市ほたる条例】  URL: http://www.city.moriyama.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/i400RG00000258.html