金ケ森にあった五つの湧水池は 常磐12郷と守山の4郷を潤おしていた

天保七年(1836年)の村絵図に明記
 
 「金ケ森は常盤12郷を潤おしていた」という、古老の伝承があります。この古老の伝承は、今から168年前の村絵図(上の絵図)に具体的に記録されています。

「常盤12郷」とは、草津市常磐学区の12町のことです。

この他、守山市内の4町の水源になっていました。



昔の野洲川の地下をながれてきた地下水が水源

金森で、下流の16の村々を潤おす大きな5つの池ができたのは、川幅100mを超える野洲川旧河道があり、ここに流れ込んでくる地下水が金森付近で湧き出ていたためです。

現在も野洲川旧河道の地形は確認できます。