ゲンジボタルの一生





水際と周辺での生活

羽化して地上に出てくる。ゲンジボタルの特徴として前胸の背面が十字になっている。(個体差がある)

左がオスで発光器は2節ある。約15@。 右がメスで発光器は1筋ある。約20@。

光のコミニケーションによりオスとメスが出会い交尾する。(写真は飼育室にて)

メスは水際のコケなどに、交尾して約3日後に産卵する。

一匹のメスで500〜800個の卵を産む。卵も光っている。

直径0.5@でやや楕円形をしている。産まれたばかりの時は、淡黄色でだんだん黒くなる。




水中での生活

孵化幼虫(一齢幼虫)。産卵から約27日後に孵化する。約2@。

カワニナ (ホタルの幼虫のエサ)

ホタルの幼虫は5回〜6回の脱皮をして終齢幼虫になる。
その間、自分の大きさに合ったカワニナを25匹ぐらい食べる。

終齢幼虫、約30@前後。約9ヶ月間の水中生活を終え、
蛹(サナギ)になるために上陸する。




土中での生活

4月の初旬頃から、雨の日の夜、上陸を始める。

土の中に潜るところを探している。尾部の2点は光っている。

土まゆをつくって蛹(サナギ)になる。
サナギの期間は約50日間。サナギも光っている。